フクダの天然わら納豆「ふくふく」

1、わら納豆が見つからない
 納豆といえば、以前は、わらに包まれていましたが、最近ではわら納豆はほとんど見かけません。
 わら以外の容器に入った市販の納豆は、純粋培養された納豆菌を使っています。わらに生息している天然の納豆菌の自然の力を活用したわら納豆を探し始めました。
 高級スーパーやホームページには、わらを使った納豆がいくつかありました。わらに包まれていますから、当然わらの天然納豆菌を活用した納豆と思いました。
 しかし、メーカーに確認したところ、すべて純粋培養の納豆菌で納豆を造り、わらは単なる容器として使っているものでした。なかには、納豆をビニールで包み、わらの容器に入れているものもありました。
2、ついに見つかった天然わら納豆
 インターネットで探し続けていると、栃木県真岡市の潟tクダのホームページにわら納豆が載っていました。社長の福田良夫さんに納豆菌の内容を聞いてみると、純粋培養の納豆菌は一切使わず、わらの天然納豆菌を活用した天然わら納豆でした。
 潟tクダの本業は電子機器メーカーですが、わら納豆の販売は副業として去年から始められていました。そのきっかけを福田さんは、「こちらの農村には、今なお昔ながらの文化を引き継いでいる固有の食文化がそのまま残っています。然しそれらも近年、次第に忘れ去られ、消え去る運命です。
 そのなかで、伝統を忠実に守り本格的に生産に取り組み、世に送り出そうとしているものがあります。それがわら納豆です。
 この納豆は当地方の農家に昔から親から子、子から孫へと脈々と伝えられているものです。
 この納豆は農家の人々が冬の農閑期に自分達で食べる分だけを、自家用に造っていました。自然で納豆本来の味や風味がそのまま残っています。
 しかし、最近はこの納豆を造る農家もほとんどなくなってしまい、めったに食べられない、まさしく幻の納豆となってしまいました。
 この納豆造りの伝統も後継者がなく今や風前の灯火でした。そんななか、地元で永年納豆造りをしている生産者のご協力を得て、生産販売できるようになりました」
 昨年の10月から販売が始まりましたが、徐々に売上が伸びていき、残念ながら今年の3月には、わらがなくなってしまい、生産できなくなりました。今年はわらを大量に確保することができるようになり、10月から発売しています。
3、大豆の有機認証は取る必要はない
 大豆は地元の栃木県産や北海道産などの国産無農薬大豆や中国内モンゴル産の無農薬大豆を使用しています。
 福田さんから「わら納豆の安全性をアピールするために、有機認証の大豆を使いましょうか」と相談されました。そこで有機認証にこだわらなくても、栽培内容や製造工程を明らかにした方が消費者の信頼を得るのではないでしょうか、とアドバイスしました。
 何故なら有機認証の農産物であれば、一切農薬も化学肥料も使っていない、とはいえないのが現状だからです。
 農水省の「有機農産物の日本農林規格」を調べると、約21種類の化学合成の農薬・化学肥料・土壌改良資材を条件付で認めています。
 原則的には、一切の農薬や化学肥料を使用せず栽培することとなっていますが、これらを使わなければ著しく生産量が低下する恐れが発生した場合は、許可された農薬や化学肥料の使用を認めているのです。そして、農薬を使用した場合でも、残留濃度を測定する規則はありません。
 実際調べてみると、許可された農薬や化学肥料を使って生産されたものがあり、その詳しい内容をある有機認証団体に聞いてみると「生産者に対する守秘義務が法律にあるので、生産者の同意がなければ情報公開はできない」とのことでした。
 なかには、これらの農薬や化学肥料を一切使わず有機認証を得ている生産者もあり、その区別は消費者には判断できないのです。
4、わら納豆に必要なわらの確保
 わらは使用する上においては衛生上の問題があり、真岡市の保健所ではわらを100度で15分、煮沸消毒することを条件に製造許可しました。納豆菌は100度でも死滅しないので、問題ありません。
 わらを遠くから運送することは難しいため、地元で無農薬の米を栽培している生産者から、わらを供給してもらっています。車で一時間以内のところに無農薬のわらを供給してもらえる農家があり、それを使っています。
5、手造り納豆を造ってみよう
 知人から「昔からわらも使わないで納豆を造っている」と聞きましたが、信じられませんでした。しかし、実際にその納豆を食べてみると大変美味しく、大豆そのものの味わいがしました。
 早速造り方を聞き、試してみました。最初は何度か失敗しましたが、自分なりにアレンジして失敗せず、造れるようになりました。
 おそらく大豆の皮に生息している納豆菌がうまく働いてできるのでしょう。造り方を示しますが、これまで無農薬の大豆でしか造ったことがなく、市販の大豆ではできるかどうかはわかりません。
 自分で造った納豆は、格別なもので美味しいです。ぜひ皆さんも一度試してみてください。


問い合わせ先
株式会社 フクダ 担当:福田 良夫
〒321-4357 栃木県真岡市下大沼195−1
電話:0285-84-4014 FAX:-285-84-4010

商品名 数量 価格
天然わら納豆「ふくふく」 1本 780円
(送料別・消費税別)

5本以上で送料無料。
1ロット合計10個以上で割引になります。詳細は電話などでご確認下さい。

※代金は代金引換でお願い致します。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送